経過
報告

地域ケア会議に参加してきました。
この週末は地域の方々の活動へ参加。住みよい町づくり協議会主催の「いざという時に助け合える地区をめざす」と題する会議です。この地域は5月に役員さんと懇談をしたところです。信州大学経法学部の研究室の協力も得て何度か事例に基づくグループディスカッションなども行いつつ、活動しているところです。
大学研究室の現状分析や皆さんの熱い想いに大変刺激を受けました。そこでのキーワードは「わがこと」として考えるというものでした。40年近く前の学生時代に学んだ「私が」というキーワードと通じるところがあり、地域社会を良くしていく為の根本なのだと感じました。来る7月10日に多くの人が様々な問題を「わがこと」として捉えて行動できるのか。
本当はケア集団ハートビートの分かち合いの会などにも参加予定だったのですが、複数の患者さんの対応で5分くらいしか同席出来ず、非常に残念でした。

記憶の中のパン
昨日売店にあったパンが強烈に買ってくれと言っていたので既にお弁当をセレクトしていたのですが、買ってしまいました。確認すると・・・。2016年の春、熊本地震の医療支援に行った避難所に届けられていたパンでした。大量にカゴにあり、賞味期限を確認しながら避難所の方々へ配ったり、私たちで食べたりしていました。しかし、その大きさもあって(スマホと比較してください)大量に余ってしまって破棄してしまった事も。過去のブログにも触れていますが、その現場に必要な支援と、外から必要と思って送られる支援は微妙に異なることがあります。
私たちが、自宅で最期を迎えたいと決断して帰ってくるご本人ご家族へ本当の意味での必要な支援をできているのだろうと再び考えさせられます。一昨日は帰ってきた次の日の夜逝ってしまった方を経験し、その短時間での支援が十分だったのかと思ったばかりの出来事でした。現場からの忌憚のない発信と、それを的確に受け入れ実行することの大切さ難しさ、大きな課題です。

我が大地
昨年の今頃は何をしていたんだろうとカルテを見返してみるとやはり訪問件数は少なく、地域も市街地と東山の方でした。先日西に広がる田園地帯を走っていると、畑と田んぼが3種の作物で織りなしている風景に出会いました。稲の緑、麦の黄金色、蕎麦の白い花。恵みをもたらすこの大地に感謝しつつ訪問へ向かいました。

羽ばたきを応援したい
久しぶりの何の予定もない休日です。孫たちが庭で遊んでいるのを眺めていると蝶たちも遊んでいます。娘が、友人たちと「保育園に子供を預けて働くことで色々困っている」ことを話してくれています。新聞には公示が近い選挙に向けての政策論評が並んでいます。スピーカーからは1970年代の懐かしい音楽が流れています。
本当に安心して自分の夢を追いかけ、生活していける社会を実現するために私たちは何ができるのだろうと考えることが多くなりました。当面の選挙で一票を投じること、機会があれば自分の意思を表明していくこと。そして訪問診療の分野では今後もその需要が高まる可能性を感じているので、その分野に飛び込もうと考えている方へのお手伝いをしていこうと思っています。

上田・生と死を考える会 定例会
感染が落ち着いてきた事などで2年半ぶりに定例会が開催されました。お一人お一人のこの間考えてきた事や取り組んでいる事などをお聞きして、皆さんの真摯なお気持ちに心打たれました。音楽療法士の方のピアノ演奏もあり、イタリア映画「ひまわり」のテーマソングなど力強く、もの悲しいメロディーに癒されたのと同時に、戦争への憤りと平和への想いも会の中で何人かの方から出されました。私もついつい、若い人たちに「殺し、殺される」そんな経験をさせてはいけないと先日強く思ったことを話してしまいました。

学校医のお手伝い
市内の高校の健診でたまたま都合の悪い先生がおり、私に声がかかりました。一度はコロナ感染予防の観点で中止となりましたが先日また声がかかり行ってきました。歴史を感じさせる素敵な階段にステンドグラス(上手く両方同時に表現できず・・)に感激。その後健診を開始しましたが、私なりにスピードを上げたつもりでしたが、例年通りには終わらず訪問の時間が迫ってしまい途中で切り上げてしまいました。他の先生方にはご迷惑をおかけしてしまいましたが、良い経験になりました。

実が育ちつつあります。
先日、クリニックのある地域で公民館を基礎に活動されている方々に招待されて、当クリニックの理念や今後の方向性などのお話をしてきました。これまでも色々な活動をされており、毎週語り合いのカフェを運営したり、学習会を行ったり。高齢者も安心して暮らしていけて、安心して最期の時を迎えられるような支え合う地域を目指しているとのことでした。
かかりつけ医がいない、突然具合が悪くなった時どうすれば良いのか、認知症を疑う場合どのように医療へ繋げていけば良いのかなど様々な疑問が出され、当クリニックを気軽に利用していただいて構わないこと。そして地域での支え合いや最期の時を過ごすときに備えた心づもりを形成することが私としてもより具体的に力になれるはずであることを伝えました。
少しずつ地域に根を張り、実をつけて、育っていけることを嬉しく感じたひと時でした。

収穫のタイミング
この春も長雨の後から椎茸が成長しました。もう少し大きくなるまで・・と思っていたら、暑くなって干からびてきたり、また雨で少し増えたり。結局先日孫が遊びにきた時収穫してもらいました。そんなことを考えながら、治療もそうだよねと感じています。どのタイミングで始めるのか、休むのか、止めるのか、再開するのか。悩むところです。
この間一旦は治療はもう無理と言われている方が、再度治験に挑戦したいとか、治療を再開したいとか、さらには他の治療の可能性を相談されたり。最期の時間を自宅で過ごすという選択をしてもやはり治る可能性を求めたい気持ちは解ります。その気持ちに寄り添いつつ、再開するタイミング、止めるタイミングをどう決めていくのか、今後も悩み続けることになると思います。

120%!!
ゴールデンウィークも終了しましたが、いろいろな事があった日々でした。印象としては緊急訪問・往診が多かったことでしょう。連日のように状態が変化したとの連絡があり、その場その場で訪問予定を組み直したり、今来た道を戻ったり。また深夜帯の対応も多かった気がします。特に連休谷間の月曜日は当日依頼の3名に往診を組んだり、状態変化の方へ対応したり移動中の食事もままならず・・・。多分キャパシティの120%働いた気がしました。期間中に4名の方のお看取り、8名の新規の方。新規の方の中には個人事業主で現役の方もおり、その悩みに共感する部分も多かったです。
また、医師会の夜間休日急病センターの当番も初めて担当させていただき、23時までの仕事を皆で分担し支えて来られたことの素晴らしさ、ご苦労を感じました。当クリニックで休日当番を担えないので申し訳ないと思っておりますが、センターの当番をしっかり担っていきたいと思います。
さて、本日は予定としては訪問はありませんがどうなることやら。写真は緊急訪問の際、素敵な景色に車を一瞬止めてシャッターを押した時の写真なので、少々残念なところもありますが偶然の妙です。

グランドオープン1周年となりました。
昨年なんとかグランドオープンに漕ぎ着けて1年が経ちました。この間多くの方々のご協力でこの日を迎えられたと思っております。本当にありがとうございました。昨日の忙しさの中でも、これまで連携をしてきたところと難しい課題を解決出来たり、これまでと全く違った対応が必要になるであろう依頼が舞い込んできたり、お腹は空きましたがなんだかワクワクした1日でした。今後ともよろしくお願い致します。
1年の感謝のご挨拶はブログにアップしていますのでご参照ください。ギャラリーも追加しました。

穏やかな死を支えた機器
気温の上昇で桜だけでなく、花桃、林檎、桃、菜の花、芝桜、カタクリなどなど多くの花が一気に咲き誇っています。また、眠っていた木々の芽吹きも。ゆっくり写真に収めたいのですが、こんな時に限って訪問が詰め込み状態・・・。でも翌日雨の予想だったのでなんとか時間を作ってその姿を捉えました。ギャラリーもご参照ください。
そんな中で、もしこの機器がなかったら関わった方々へ禍根を残したかもしれないけど、その機器のおかげで皆が穏やかに死を迎えられた例を経験しました。
徐々に食べられなくなり、脱水で意識障害。在宅療養を選択し連日の訪問看護師さんの点滴で復活。歯科の介入で嚥下内視鏡で食べられるものを選択。穏やかな時間が流れていました。しかし突然の呼吸状態の悪化。ご家族をはじめ関わった方は「誤嚥させてしまった・・・・申し訳ない・・」と。しかし発熱は無く酸素飽和度低下は著明で呼吸音も何か違和感が。
エコーで心臓の動きを診ると心尖部を中心に動きが悪い。心電図モニターをつけると典型的なST変化が。急性心筋梗塞による心不全と診断しました。点滴、酸素投与、血管拡張剤の貼付などで在宅療養を今回も選択。その後皆に見守られて逝きました。ご家族へ慰労の言葉をかけ、誰の責任でもない心臓死であったことを再度お話しすると、在宅療養をやり切ったというご家族の充実感と穏やかな空気が流れました。誤嚥性肺炎と診断していたら全く違っていたのだろうと感じた例です。

新しいスタート
新規の方がこの間5名ほど続きました。ややタイトな訪問計画でしたが、何故かいつもの道が渋滞・・・。そこには入学式に向かう親子が。昨年のこの時期はまだ訪問に出ておらず、入学式渋滞を経験していなかったのでした。
それぞれが新しい道を歩み始めるこの時期、私も新規の方々にしっかり向き合って対応していこうと感じました。春の日差しに多くの花が開花しています。一部をギャラリーにアップしますのでお楽しみください。




開設1年となりました。
皆様に支えられ、何とか1年が経過しました。グランドオープンはまだでしたが、クリニックでの活動を開始したのが昨年の4月1日。その時の何も無い空間だったところも今や医療物品や点滴などの山。予定表のホワイトボードも訪問予定がびっしり。1日机の前で過ごしていた頃が嘘のようです。
写真はこの間見つけた春の兆しです。梅と杏はもうほぼ満開ですし、あと数日でソメイヨシノも開花することでしょう。ちょっと疲れ気味でしたが、植物の生命力を感じながら2年目の活動を頑張っていこうと思っています。これからもよろしくお願い致します。

新たな装備が!
脈が不整の方が何人かいらっしゃいます。また胸痛を訴える方も時に。さらには今まで不整を確認していなかった方が、意識レベルダウンして脈が不整のことも。そんな時に危険な不整脈か、そうでないか、心筋梗塞の可能性がないかなど判断が必要と感じたことが何度かありました。そんな時に手軽に使える機器がないかと探した結果、簡易的な心電図モニターが手に入りました。手で触れるだけで良いのですが、試用期間中に使ってみると中々きれいな波形が出なく、心房細動の有無が全く分からず・・・。リード線を胸部に貼ってやっと鑑別可能な波形が得られました。少し手間がかかりますが、その場での判断と安心のためには有用だと感じています。

新記録!?
梅の香りを訪問中に少しずつ感じるようになりました。そんな中昨日の訪問件数はそれぞれ1件ずつで8件、遺言書の立ち会い1件。訪問の移動距離は、たまたま朝一番で給油をしたこともあり確認すると・・・70キロでした。これまで記録はしていませんでしたが、体感的にはかなり頑張った印象です。松本市の北から南、東の山際から安曇野の奥まで。季節外れの雪が降った次の寒い日でした。
そろそろ開設1年になります。お世話になった方々への感謝を込めて活動報告など考えているところです。

可憐な黄色の花
春の始まりには黄色い花が多いと言います。虫との関係とのことですが。訪問中に私の自宅に水仙が咲いたという事からそんな話をしていたところ、患者さんのご自宅の庭にも黄色い花が。とても可愛いく可憐で、患者さんとご家族の生きてきた時間をそっと見守っていたのではないかと想像しました。季節を一つ一つ感じていくことが、生きていることなんだろうと思っています。残された時間が少ない方には「頑張って桜を見ようよ」とか「紅葉は見れないかも」という表現を使うことが多く、優しくご自分の時間を感じ取られる様に見えます。季節を感じ、身の回りの花を探しながら生きていく、そうした時間を大切にできるのはやはり自宅なんだと再認識したこの可憐な花との出会いでした。

春を見つけました
1月から訪問している方の地域はいわゆる山里で、訪問する度に季節のうつろいや、アルプスの山々の壮大さ、市街地からでない角度での山の形などなど楽しんでいます。今日は春を告げる福寿草を発見しました。悲しい、悔しいことが続いていたこの頃ですが、落ち葉の下から力強く花を咲かせる姿からエネルギーをもらいました。必ず次の生命に私たちの想いを繋がなければ。

ワクチン難民
COVID-19に世の中が翻弄されています。その中でこの間「ワクチンを打ちたくても打てない、打てていなかった」という方々からの問い合わせが相次いでいます。3回目だけでなく1回目の方も。日曜日を使って接種をしていますが、特に悔しく思ったのは、難病で医療必要度がとても高くそれでも自宅で生活している18歳以下の方。感染したら大変なので早く3回目を打ちたいと第6波が押し寄せているときに問い合わせがあり。市役所に接種券を希望するも18歳になっていないのでダメと言われなんとかならないかと相談。訪問接種するのは可能だが、接種券を出してもらえるようにまずは主治医に相談とお話ししました。それから1ヶ月以上経って再び連絡。国へも問い合わせしたが、「3回目は18歳以上と法律で決まっているのでダメです」とぴしゃり。それでも誕生日の前日から接種券がなくても大丈夫という医療機関であれば良いですとのことだったので予約したいと。
この1ヶ月余りのご家族の想いを想像すると本当に辛く悔しかったと思います。それでも明るく問い合わせ下さったことに思わず涙腺が緩んでしまいました。誕生日の前日には難しいのですが、3日後の日曜日に必ず接種に行くことを約束しました。なんのための法律なのか、法律を破っているひどい人々をどうしているのか。やりきれないワクチン難民の問題です。コツコツと訪問での接種を積み重ねていくしかないのでしょうか。

春の兆し
昨日の訪問の際、暖かな陽射しを浴びた道の脇に小さな春がありました。知人の医師の言葉である「足元の小さな花に気付くように、どんな小さな生命にもしっかり手を差し伸べていきたい。」を思い出します。私も咲き誇る花だけではなく、枯れていく花や落ち葉の美しさにも目を凝らしながらその生命にしっかり手を差し伸べていこうと思っています。しばらくは春の兆し探しが訪問診療の楽しみの一つになりそうです。
世界に目を向けると不条理な突然の生命の最後が報道されています。色々思うところがあり、ブログで述べたいと準備中です。一人一人が生命と死の意味に向き合い行動することが必要なのではないかと感じています。

訪問ワクチン接種はやっぱり大変・・・。
日曜・祝日を使って訪問でのワクチン接種を開始しました。1バイアルから7人分を取りなさいとの指導に基づき、7名を行うことにしましたが・・・。移動、救急セットと酸素を持って訪問、問診、接種、15分の経過観察、撤退、移動・・・・。上手く一筆書きをして設定しても、やっぱりリスクの高い方が多く、直前のキャンセルなどで一筆書きは崩壊。結局ワクチン調整からの期限である6時間以内にやっと7名接種が出来ました。準備と後片付けも含めればやっぱり1日仕事になり、時間制限の中で回るには昼食の時間を取ることも出来ず。やっぱり大変でした。集団接種では1時間で40人くらいは普通にやれますので6時間なら240人、35倍ですね。
写真はクリニックに飾ることになった昔の知人のガラス工芸作家の作品です。春が近づいている気配を感じる太陽の光に輝いて癒されます。

オンライン研修会でお話しさせていただきました。
松本市の唯一の緩和ケア病棟主催の緩和ケア研修会に、地域に根差した緩和ケアの実情という題をいただき話をしてきました。お二人の演者の方の研修会に相応しい内容に比して、私の話は「私自身が行っているのは緩和ケア?」との問いから始まって、それでも「やっぱり家が一番・・・」という圧倒的なアドバンテージの中で最期の日まで生きる事を多くの在宅医療に関わる仲間、地域の様々な仲間で支えていくこと、そして満足死を目指してそれぞれの力を発揮し連携していくことで地域に根差した緩和ケアを提供していこうと話しました。
多くの方が視聴してくださったようですが、やはり顔の見える環境でないため、反応がわからず、話の内容にみなさんがどう感じているのか、笑いが取れているのか(笑)など全くわからない中ではやはり話すのは難しいですね。やっぱり同じ場所でその時間を過ごし、終了後には懇親会というパターン(山形での地域連携交流集会など)が地域での「顔の見える連携」には大切だったと改めて感じました。
視聴された方に声をかけてもらいながら、地域での生命を支える活動をさらに進めていきたいと思っています。

今年初めての本格的な雪道
松本市にそれなりの雪が降った今日、訪問は市の北の端から南を過ぎた塩尻市まで。札幌ほどの大雪ではありませんので、訪問車を4WDにしておいたのも幸いして比較的安心して移動が出来ました。それでも、地元の(?)軽トラックなどが後ろに付くと、少々プレッシャーになってしまいました。
昨日から松本市でも始まったCOVID-19のワクチン3回目接種の高齢者施設への巡回接種も本日当クリニックで担当し、午後からは2施設計60人程度に接種となりました。担当した看護師さんをはじめスタッフ間で終了後には簡単な反省会をしながら接種の流れや、接種後の健康観察をどうすればより安全に施行できるのか検討しました。松本市のワクチン配送担当の方とも「リアル」でお会いしてご挨拶が出来て良かったです。
在宅を選択したものの、様々な理由でやはり入院を希望された方への夕方訪問をしましたが、入院受け入れが6日先になってしまいご本人ご家族も含めスタッフでは少し残念に思っていましたが、遠方の親族の方との再会が入院前に出来る可能性も出てきて、入院出来なかったことを前向きに捉えて在宅で生命を支える診療をもうしばらく続けていく事にしました。本当にご本人ご家族の最期の時間をより安楽に満足して過ごせるようにするために、今回は制度の問題、ご本人ご家族の死への準備の問題など色々考えさせられました。本当にCOVID-19への対応がこのまま続くと悲しい最期がとても多くなってしまうと危惧してしまいます。どこかでその対応を変えなくてはならないです。「専門家」の方々の良心に期待したいのですが。

一人の訪問診療 松本城のお堀が凍って・・
やはりあの事件に触れない訳にはいけません。
訪問診療医の殺害です。マスコミでは診療自体が閉鎖されたものになってしまうこと、診療以外のプライベートな問題にも関わることが多くなること、などの特殊性から気持ちが先鋭化していくことが基礎にあると論評されているものもありました。また、在宅医療へのシフトを推し進めている割にそこへの支援の少なさで、関係しているスタッフの疲弊も。さらには、親1人子1人での息子が母親を介護している場合での関係性の問題を指摘するものも。
確かに指摘はそれぞれ当てはまるのですが、訪問診療・看護・介護に携わる人間は十分にそうした状況は理解しているはずですし、そのような問題が起きないような対応を心がけているはずです。それにもかかわらず日常的にハラスメントを受けた経験がある割合が多いとある調査結果では報告しています。
そうした中での危機管理のあり方が問われていると感じています。
例えば病院には相談窓口があり、医療コーディネーターやボランティアの方などが配属され日常的に問題解決や患者さん、ご家族の不安の解消に努めています。医療現場でのハラスメントや暴力への対応マニュアルも整備され緊急コールシステムや刺股の常備や大きなところでは警備員の常駐も。
訪問診療の現場にそのようなシステムはありません。もちろん株式会社として多角的に展開して多くのスタッフを抱えているところならなんらかの対策はしているのかもしれませんが。
やはり地域の公の機関として、在宅・訪問診療の現場での問題解決ができるところが必要なのではないでしょうか。私たちがより安全に診療に集中できるようになることを願って。

コロナ禍の患者さん
県外の娘さんのところで一定期間過ごされた方が、松本に帰ってきました。コロナ禍の方針にしたがって、隔離期間が無いと診療困難とされ薬も無くなるしADLも落ちてしまったので対応して欲しいと依頼がありました。遠い場所と思って時間設定を遅めにしたのですが、予想より早く着いたため近くにある農産物の直売所で時間調整。新しい品種のリンゴや愛媛で出会った美味しいみかんの品種があったので購入しました。販売している農作物の中に非常に美しい野菜があり、思わずゲットしてしまいました。
面会制限や、いつもと違う入院などで患者さんが困惑し、身体機能や精神機能の異常が出ている例を見ることが多くなってきました。それぞれの施設、医療機関での感染対策の方針遵守は理解出来ないこともないのですが、何かスッキリしない気持ちが続いています。
さらには自宅療養患者さんの増加に心を痛めています。保健所で把握しているのでしょうけど、自宅で療養せざるを得ない方へ何らかの形で訪問診療の手を差し伸べられたらと思っています。しかし行政や医師会からはまだ依頼が無く、何をすべきなのか、何かしなければならないのか悶々とした日々を過ごしています。

ステキな思い出創り!
治療をしていたものの急激に状態が悪化し、残された時間が少ない予測がなされた方。何とか娘さんの結婚祝いの会を自宅で、そして記念写真を撮りたいとの思いで状態が悪くなりつつある中での自宅退院し当クリニックで訪問診療。会その日が迎えられるのか、スタッフは心配でしたが、無事執り行うことが出来ました。
当日はこうしたサポートを行ってくれる会社の方が準備、進行、終了後の対応など全て行ってくれ、写真も沢山。ご家族の了承の上アップさせていただきました。希望を叶えたいけど無理かしら・・・と考えている方へのエールになればと。

月曜日の休日・・。
以前から月曜日の休日、振替休日はそれはそれで嬉しいのですが、仕事上は困り物だと感じていました。内視鏡治療の受け持ち単位が月曜日午後だったので治療が1週間伸びてしまったり。クリニック開設後は月曜日に遠方の方を組んだり、医療必要度の高い人を診に行ったりしていましたので、今回3日と本日が連続で休みとなってしまったので、今日は休日出勤としました。火曜日は火曜日でそれなりの予定が組まれているし、処方も必要だし・・・。難しい問題ですね。

新年明けましておめでとうございます
昨年末には松本にも雪が積もりました。雪の結晶がそのまま重なって柔らかい感じです。一人一人が輝きながら寄り添って形を作っていく、私たちの医療活動を思わせるような雪景色に見入ってしましました。そしてその日、長期間病気と闘って来た方が、望みだった自宅で静かに逝きました。そして元旦には胃瘻で生命を支えていた方が急変。生命の不思議を感じ入った新年の始まりとなりました。
今年も皆様のご希望に添えるような医療活動を、多くの在宅医療に関わる仲間と、それを支えてくれる病院の方々と一緒にすすめていきたいと思っています。御指導ご鞭撻のほどよろしくお願い致します。

仕事納め
一応29日を仕事納めとしました。やはりというか、想定外の訪問依頼が27日からパラパラと入り、この3日間はクリニックにいる時間が無いまま移動し続けていました。その喧騒の中で年賀状を仕上げてくれた事務長に感謝です。仕事納めの夜は北海道からのプレゼント毛蟹を家族で堪能しました。
多くの方々に支えられ応援していただいた1年の終わりに、再度皆さまへ感謝いたします。


クリスマスプレゼント!
クリニックに待望のポータブルエコーが届きました!訪問診療でちょっと肝臓を見たいとか、腹水の状態、胸水の有無などさらには病状の経過観察、心臓機能チェック、膀胱の残尿の有無など非常に活用範囲が多いエコーです。開業時から欲しいものリストに入っていたのですが、やっと手元に。供給量が不足していて3、4ヶ月待ちの状態でした。
早速腹水穿刺の方へ確認しながら、そして自分の肝臓と頸動脈も見てみました(笑)たまたま持参しなかった時も持ってくれば良かったと後悔することも。今後診療の現場で活躍してくれることでしょう。
開業お祝いをいただいた方々へ返礼の品がやっとその方々への手元に届き始めました。松本での樹の活動イメージに沿った木を使った世界に一つの手作りグラスです。材料がなかなか届かない中での制作をしてくださった工房の方に感謝です。
そして夕方のニュース番組で安曇野市の患者さんのその後が放映されました。前半はおさらいとい感じでしたが、後半にかけてはご家族の想いが伝わってきて、私自身も感慨にふける内容となっていました。患者さん、ご家族、その方々を支えるスタッフから、いつも学びながら頑張っていきます。
内容はこちらから笑顔の看取り

松本にも雪が・・
近年あまり雪が積もらない松本ですが17日夜雪が降りました。そして寒い朝には雪が溶けておらず、路面もツルツルでした。遠くに訪問予定があり訪問車を使うことにしました。年末の人の動きも多くなったようで、渋滞に悩まされました。そろそろクリニックとしての年賀状も準備しなければと思っていたらもうあと2週間・・・。慌ただしい日々になりそうです。
先日のテレビでの特集の後日談がまた放映される予定とのことでした。年内にとのこと、ちょっとドキドキしながら待ちます。

久しぶりの集い
2020年2月の例会を最後に対面での例会が無くなっていた上田・生と死を考える会の望年会に参加してきました。会報ではそれぞれの会員の方の近況はうかがえたのですが、やはり実際にお会いしてお話を聞くとちょっとした発見があったり、びっくりしたり色々でした。最高齢はもうすぐ90歳になるお二人。新しく参加された方も数人いらっしゃり、この会が皆様の想いで困難を乗り越え継続されているということが嬉しく、穏やかな時間を過ごしてきました。一方、この間亡くなった方や、ご家族を喪った方もおり、黙祷を捧げました。上田・生と死を考える会の活動を参考にしながら、松本でも頑張りたいと思います。

山は雪
ある患者さんの看取りに向かう夜中は土砂降りの雨でした。せっかくスキー場がオープンしたというニュースがあったのに、大変だなと思っていたところ、翌日の天気は素晴らしい青空。そしてアルプスの山々は真っ白になっていました。山に雪が積もるのは大切ですが、訪問の地域には雪が降らないで欲しいと思っています。これは北国の訪問に関わる方々共通の意見の様ですね。夜間に訪問する際にまだノーマルタイヤのマイカーを使う私には切実です。


連続講座でお話しして来ました。
ケア集団ハートビート(私も「顧問」として参加させていただくことに)で行われている連続講座で「松本地域における訪問診療・看取り」〜私たちは死とどう向き合えば良いのか〜と題してお話をして来ました。死をめぐるイメージの捉え方、人生会議・事前指示書のより良い対応、看取りの現場、家族に看取られる死に自然に笑いが添えられる、逝くタイミングなどについて話して来ました。コロナ対策で30人少々でしたが、みなさんしっかり聞いて下さいました。知人の方の落語も拝聴し、穏やかな時間が流れました。(お寺での会なので、すごい豪華絢爛・・・恥ずかしいですが・・)夕方のニュースで短時間ですが取り上げられました。様子はこちらから
少しずつですが、松本地域での在宅医療、住み慣れた自宅・施設での看取り、そして残された方々へのグリーフケアの取り組みが前進していくように微力ですが役割を果たしたいと思います。会場では話せなかった参加者の皆様の心の言葉を次回は受け止められる企画になると思います。そしてケア集団ハートビートの方々とも交流出来て、今後はスタッフとして一緒に活動していこうと。

素敵な作りになっていました。
11月10日、11日のニュース番組特集コーナーで ”看取り”の現場①「自宅」選んだ家族は 看取り②支える医師は としてそれぞれ11分、10分少々で放映されました。①では自宅で過ごすことを選んだ患者さんとその家族、②ではそうした家族を支える当クリニックの診療と訪問看護ステーションで行われたデス・カンファレンスについてとても素敵な内容となっていました。流石プロの仕事。在宅療養を支えるための訪問診療の役割として私の考えをうまく伝えてくれたと思っていますし、形になっていつか孫たちにも見てもらえるかと・・・。こうした企画を通してくれた会社やそのスタッフ、取材し編集してくださった記者の方々、そして取材に応えてくれた患者さん、ご家族へ感謝です。
多くの方から、「良かったよ」「感涙」などなどの声が寄せられました。また、在宅をやってこられた先輩医師からは「内容は特段斬新ではないが、今後皆の記憶に刻まれるような仕事をして」とのエールもいただきました。これまで私の思いを理解してくれ、応援してくださった方々へ感謝しつつ、今後も頑張っていこうと強く感じました。
看取りの現場①
看取り②支える医師は
上記で内容が確認出来ます。

秋の訪れと実り テレビ番組で紹介されます。
庭の椎茸が成長し始めました。この間の活動が実を結びつつあり、11月10日(水)、11日(木)で長野放送夕方のみんなの信州というニュース番組の特集コーナーで在宅医療の現場が紹介される予定となりました。どのような内容になるのかは制作側の意図が反映されるのでしょうけど、家で過ごしたいけど無理かな・・・と諦めている方へ少しの希望を届けられるような内容になればと思っています。
これまでこの地域で在宅医療を担って前進に力を割いてくださった多くの先輩たちに敬意を表しながら、新たな展開が少しずつ始まっているという事がうまく表現されれば良いと。

紅葉がやっと
訪問の途中に綺麗な紅葉を見つけました。今年は急激な気候の変動でいつもと違うイメージでしたが、それなりの美しさに癒されました。夏前に出会った何人かの患者さんには「紅葉は観れないかもしれない・・」とお話ししていましたが、その方々のことを心に留めながらこの季節を過ごし、新しい患者さんとの出会いを丁寧に紡いでいきたいと思います。
春に新聞記事を書いてくださった記者さんがクリニックを訪ねて下さり、エールを送って下さいました。感謝です。


デス・カンファレンス
6名を看取った訪問看護ステーションの方々と、ケアマネージャーの方々とデス・カンファレンスを行いました。1例に割ける時間は短かったのですが、概ねご本人ご家族にとって良い看取りになったと。体制の厳しい中突然の訪問看護依頼や連日の点滴などに奮闘していただいた看護師さん達に感謝です。一方で、その時々の情報の共有が少し難しかったことや、ご家族からの頻回の連絡(亡くなった後にも・・・)には少々困惑しているというお話も。それだけご家族にとっての支えになっていたということでしょうか。
観葉植物で花は咲かないと思っていたものが素敵な花をつけてくれました。私たちの活動にエールを送られているようです。 10月は看取りも多く、日々悩んだり喜んだりの1カ月でした。

山に雪が
寒い日が続いて、北アルプスにも冠雪です。雲でわかり難いですし、合成なのでちょっと変ですが、、。
この間、複数の方から最期の時期の処方日数についてご意見をうかがいました。「もう明日にも息をひきとりそうな時にいつもの様に処方されたが、ほとんど使わずに逝ってしまった。それってどうなんだと感じてしまう。」と。この問題は私たちも頭を悩ます問題です。特に医療用麻薬などの場合徐々に量は増えていくけど、増やしすぎてもどうか、、。でも痛みが酷くなった場合にすぐに対応しなければならないから、、、。毎日訪問するのも結果的に経済的な負担を強いてしまうし、、、。2日分の処方であった場合、余命2日と宣告されたと感じないだろうか、、、。などなど。難しい問題です・・・・。他の医療機関ではどうしているのでしょう。

事例検討会に参加しました。
ケアマネージャーさんの事例検討会に参加してきました。当クリニックで担当した方を例にケアマネージャーとしての必要な介入のタイミングやその際の気をつけなければならないことなど2つのグループに分かれて旺盛な意見交換がなされました。さまざまな人生を過ごしてきた利用者さんとそのご家族と直接対応しながら、医療・看護・介護・諸サービスをコーディネートする役割のケアマネージャーさんの苦労や大切にしている考え方などそれぞれ語られて、とても勉強になりました。ケアマネージャーさんが自信を持ってご本人ご家族へ提案できるような医療内容の情報提供が大切だと議論になりました。こうした検討会を積み重ねている事業所の方々の努力に敬意を表したいと思います。

最後に当クリニックの存在意義が。
不思議な出会いでした。新型コロナウイルスワクチンの個別接種最終日(2回目はありますが)の昨日、予約は3名にとどまっていました。クリニックと訪問で接種を終了し、通常の訪問診療を行っていると、ワクチンを自宅に来てやってると聞いたので、お願いしたいと・・・。かなりの無理難題だなぁと感じつつも話をうかがい、期限ギリギリの18時過ぎに訪問接種としました。
移動が困難な高齢の親との二人暮らし、本人は障がいを抱えて集団接種会場に行くことは絶対に無理。それでも外出はするし、ワクチン接種したいと。これまでの期間だいぶ悩まれたことと推察出来、こんなところにこそ訪問でのワクチン接種の意義があると確信しました。それにしても、残ったワクチンを廃棄していなかったのが幸いしました。

デス・カンファレンス
2週間に満たないという短くも濃密な関与をした方のデス・カンファレンスを担当した訪問看護ステーションのスタッフが企画して下さり、参加してきました。病院の退院支援からケアマネージャーさんの環境づくりへの対応、訪問看護師さんの準備とその時々に起こる状況への対応などのリアルで当時は知らなかった状況、担当者の想い、苦労などが語られ、時には涙ぐみながらカンファレンスが進みました。弔問時のご家族の気持ちも報告され、その患者さん・ご家族へのチームとしての対応がご家族への自宅で過ごそうと決める勇気と家族での想い出とこれからの生きる力に役に立ったと実感出来ました。
スタッフが困った時医師に求められること、そして適切な対応をするためのさらなるコミュニケーション手段の構築の必要性を感じました。そして何より在宅医療でより良い看取りをこれからも続けていきたいという看護師さんたちの熱意が感じられ、その時々の訪問看護ステーションなどは異なりますがチームとしての団結と方向性を一致させて取り組むことの重要性と素晴らしさを感じた時間となりました。10月中旬には他の事業所でもカンファレンスが予定されています。こうした取り組みを通じて地域での自宅での看取りの質を向上させ、その可能性を多くの方へ発信していければと思っています。大きなニュースが控えている中で取材に駆けつけてくださったテレビ局の方にも感謝です。

ひょんな事からの約束
残された時間に行きたいところがあるが、決意出来ずにいた方。是非にと勧める中で元気に行って帰ってきたら、大好きな歌を演奏しましょうとなってしまい・・。 看護師さんのご家族が運営する旅行社を利用して、看護師さんも同行していただき少々強行軍でしたが日帰りで行って帰ってくる事が出来ました。大きなトラブルも無く、10数人の友人との再会が叶ったことはとても良かったのですが、本日ご自宅にギターを持ち込んで約束を果たすことに・・。朝一は声が出ないね・・と言い訳しつつ。こんな事をきっかけに少しでも元気になってもらえればと思います。


訪問途中の絶景
まだまだ暑い日が続いています。松本市の北と南を行ったり来たりの時、市街地を経由せず、山際を迂回するルートを選ぶことがあります。この時期山麓の蕎麦畑や川沿いからのアルプスに癒されています。本当に空を飛んで移動出来ればストレスなく行けるのにと思ってしまいます。
亡くなる方もいらっしゃいますが、変わるように新しい依頼もあり一人一人にしっかり対応していかなくてはと気を引き締めて過ごしています。

実りの秋
マルベリーがたくさん収穫出来たので、ジャムにしました。キンモクセイの香りが訪問車を運転している時にも感じられました。この香りには様々な記憶を呼び覚ます力があるように感じます。クリニックとしての実りと言っていいかは分かりませんが、「訪問診療」についての取材が入りました。まだどのような切り口で、どのようなものになるかは未定ですが、患者さん・ご家族のご協力で実現しています。様々な症状と闘いながら自宅での療養を続けているにも関わらず、こうしたお願いに「できる範囲で」と応えて下さった事に感謝です。
当クリニックをメインにするのではなく、これまでに多くの先輩方が築き上げてきた訪問診療の体制と実践、そして訪問診療の分野で活躍する看護師、介護士、薬剤師、福祉用具事業者、各種医療材料の業者さん、病院のソーシャルワーカー、地域のケアマネージャーさんなどの方達によって創られている訪問診療という仕組みをしっかりと伝えられるような内容にしてもらいたい、とお話ししています。放送日程など確定しましたらお知らせします。(まだまだ先のような・・・)

なんとか輸血も!
在宅で輸血はそれなりに壁があると感じていましたが、状態悪化の原因の一つが貧血の増悪と判断。輸血の方針となり、準備を進めました。病院でのこれまではいくつかの書類作成とオーダー入力だけで進んだのですが、輸血前の検査の段取り、採血から始まり、日本赤十字社の担当部署との連絡打ち合わせ登録など。やはり医師のオーダーに関わる様々な手続きを検査、薬局、総務、事務、もちろん看護で支えてくれていたことを実感しました。
医療用麻薬の処方医として登録しなければならない事態にも直面し、e-learning、試験、施設確認などにも追われ、少々余裕がなかったところにお花の差し入れが。少し癒されながらこれからの医療活動の若干の質の変化に気を引き締めています。

残暑の中、実りが。マルベリーが台風に負けずに。
30度を超える暑さが続きます。COVID-19の感染も広がり、自宅療養中の方への往診依頼が来るのも時間の問題かと気を引き締めています。
自宅に帰りたいという方の訪問診療の打診や、神経難病の方の対応依頼も9月からとして何件かありました。退院前日に状態悪化し退院出来なかった方もおり、何年も治療を受けてきた病院とその主治医・スタッフに見守られる方が良いかと思ったり、やっぱり自宅でほんの少しだけでも過ごしてもらいたかったと思ったり、お一人お一人の事を想いつつ過ごしています。
松本で療養し始めたけど、最後にもう一度実家で仲の良い友人に会いたいとの希望が出された方、なんとか実現させてあげたいと思います。

わずかにですが、虹に癒されました。
この間、頻回の訪問が必要な方が比較的離れたところに点在し、少々体力的にも精神的にも疲れたかなっと感じていましたが、訪問時のちょっとした出来事や訪問看護師さんの頑張りに勇気をもらい、移動中の景色に癒されています。
病院での看取りもありましたが、やはりたった一人での最期でした。その前に面会できたのはよかったのですが、先日の在宅での看取りの際との違いにやはり悲しくなりました。在宅での最期はご家族にもある程度の負担があり悩んだ末に決断をされる方々には本当に頭の下がる思いです。その決意を大切に、支えるためにスタッフでチームを組んでしっかり活動していこうと改めて感じています。

整理整頓。
開業以来様々な文書や、物品がどんどんクリニックに増えて行き、患者さんの紹介に伴って情報提供書のFAX文書と原本が重複し、電子カルテに取り込めずに時間が過ぎていました。知人からの絵のプレゼントも場所が決まらず申し訳なかったのですが、お盆休みを利用し棚を新調してそこへ物品や文書を収納してその上に絵を配置しました。
情報提供書などは一つ一つ確認しつつ、必要なものだけファイルに保存。今後電子カルテへ保存していこうと思います。やっと整理整頓が出来て、これからの診療をスムーズに進めていければと。

初めての救急搬送・・。
元気に暮らしていた高齢の一人暮らしの方から往診依頼。動けなくなった・・・と。整形外科的な疾患と判断、仰向けにも痛みでなれず、救急搬送必要となりました。直ぐに情報提供書を作成して当番医病院へ連絡してFAX送信。救急隊の到着を待ちました。最初は私を医師とは認識してもらえず色々確認事項はありましたが、比較的速やかに出発してくれてホッとしました。こうした事も訪問診療クリニックの役割の一つです。いざという時にはお気軽にご相談下さい。

役割を果たせるか。
「最期は自宅で過ごしたい。でも・・・。」という想いを叶えたいと始めた当クリニックですが、この間3件の依頼がありました。今日から診に行ってほしい、週末か来週始めには退院としたいなど。退院のチャンスを逸しないようにこちらはいつでも構いませんので、お気軽にご相談いただければと思います。

8月になりました。
あっという間に4ヶ月が過ぎ、色々な出会いと別れを経験し、訪問診療の課題も見えてきました。先日には癌性疼痛に関連した某製薬会社の甲信地区医薬情報担当者向けの勉強会で話をさせていただきました。「訪問診療の現状と課題」と題してこれまでの経験と考えていることを自分なりにまとめる事が出来て、こうした機会を与えていただいたことに感謝です。医学医療を発展させる仲間として共に成長していければと思っています。トマトも赤くなっています!
カレンダーを見ると8月は休日が多い印象で、6. 7月に混乱していた物品の整理や書類の整理などを進めていきたいと思います。

酷暑です・・。
梅雨明けで毎日35度に迫る気温が続きます。百葉箱の中の温度が公式発表される訳でしょうから、体感温度はそれ以上。自宅で療養される方にはやはり堪える暑さです。暑さだけが原因ではもちろんありませんが、当クリニック3人目のお看取りをこの間経験しました。多くの方々に囲まれたその時、久しぶりの感覚でした。
今日は久しぶりの何もない日曜日。頭と身体を休ませて庭でミストを浴びたり、日陰で水分と採りたてトマトを食べたり(エアコンは使わず!)。また明日から超高齢の心不全の方の診療や胃瘻造設入院の対応など忙しくなりそうです。

長野大切な人を亡くしたあなたへ(NTA)グリーフケア自助の会へ参加
ケアセラピストの方の紹介で、安曇野市を拠点に活動しているグリーフケア自助の会の定例会に参加して来ました。愛する方を喪くしてしまった方など数名の参加で、それぞれの気持ちを話してくださっていました。代表の方の自分の経験に基づいた的確なアドバイスで、そうした方々のケアが始まり今後のつながりを通してグリーフケアが続けられていく。
そうした方々の生の声を聞く事で私自身も色々な学びを得られます。当クリニックでのいのちカフェも開催できるよう準備進めていこうと思いました。

ホームコンサート!
音楽好きのご本人、ご家族、そしてご友人を招いてのホームコンサートが行われました。先に紹介したアリアンジュのお二人によるライアーの演奏です。繊細な音色に包まれて、穏やかな時間が過ごせたと喜んでいただきました。残念ながら私は参加できなかったのですが・・。
アリアンジュのお二人からもこうしたボランティア活動をさらに続けていきたいとの希望が寄せられました。
一日一日を自分らしく過ごすことを遠慮せず、諦めず、伝えていただければ何かお力になれると思います。


学習会で講演
先にも報告したNPO法人ライフデザインセンター様での学習会の様子が信濃毎日新聞と市民タイムスに掲載されました。 ここでも私の伝えたかったことが簡潔に的確にまとめられており、記者の方々の力に感服です。信濃毎日新聞の記事自体は文章のみでしたが、一応ここでは写真も添付しました。こうした機会を与えていただいた事、記事として取り上げていただいたことに感謝です。

新しい出会い
在宅での口腔ケアや嚥下機能訓練などに取り組んでいるめいデンタルクリニックの院長先生の訪問がありました。他の場所も含めて多くの経験を持っておられるようで、嚥下内視鏡なども今後行いながら「おいしく食べて 楽しい毎日を」提供したいと。訪問歯科との連携も必須ですので嬉しい出会いでした。
NPO法人ライフデザインセンター様の依頼で「死への準備教育を基礎とした満足死のすすめ〜 一人一人の生の物語を紡いで 〜」と題して学習会に講師として参加してきました。内容などはまた報告しますが、参加者の方にケアマネージャーさんもいらっしゃったり、地域で在宅生活を支える事業展開をされているNPO法人峠茶屋の方などと繋がりができました。
本当に色々な方々との出会いがあり、そうした繋がりをもってこの地域の方々の在宅生活・療養を支えていく気持ちがさらに強くなっていく日々です。

当クリニックで、初めての看取り
七夕に 永遠(とわ)の別れとなりにけり 自宅(いえ)に輝く 2つの星よ
ほぼ同時に2名の方の看取りとなりました。それぞれ基本的にご夫婦2名の世帯で配偶者の方が一人で患者さんを介護しておられて、とても仲の良いご夫婦であったとお見受けしました。訪問中に連絡が来て、訪問看護師さんに向かってもらいながら、私も時間のやりくりを考えながら高速道路を走りました。走りながら何故か前記の句が頭を巡り(普段全く短歌や俳句に関わりがない・・・)カルテに書き留めてしまいました。
今年も七夕の夜空は雲でしたが、空に登っていく星が見えた気がしました。穏やかな別れを少しの時間でしか関われませんでしたが、みんなの力で支えられたのではと感じています。今後デス・カンファレンスや、その後の遺族訪問もやっていきたいと思っています。

死に甲斐のある家
信州大学ラグビー部OB会長野支部役員の有志の方々が、私の開業を祝ってくれて、レベル1に落ち着いた松本市内で会食を。樹の刻印入りのグラスを頂き、ラグビー談義の楽しい時間を過ごしました。
後半には皆いつかは必ず訪れるであろう「死」に至る時間の話に。ハウスメーカーの支店長の方からは「死に甲斐のある家を提供したいし、リフォームしていきたい」とのお話が。医療・福祉とは異なる職業の方の新しい視点での考え方に非常に感銘を受けました。そして「死に甲斐のある街」を共に創っていければと。
素敵な仲間に感謝です。

初夏の便り
ライアーのコンサートの帰りのラベンダー畑、訪問の帰りの蕎麦の花と雲と青空、そしてとてもお世話になった先生から地元の窯の花瓶の開業祝い、そこに患者さんからのひまわりの差し入れ。多くの方々との繋がりを感謝しつつ、この夏に経験するであろう様々な出来事を思う日々です。
患者さんも増えてきた一方で、頻回の訪問が必要になる方も。一回一回の訪問で精一杯ご本人ご家族の不安を癒したり、希望を叶える提案をしていきたいと思っています。この間の教訓を生かして7月の診療をしっかり遂行したいと思います。

みんなの力で叶えたいつものこと・・
腹水を除去した事で身体が楽になり、諦めていたいつもの月命日の愛するひとへのお墓参りが実現できました。小雨に短時間見舞われましたが、対応事業所の様々な方の協力と何よりもご本人の強い意志で実現できたことに嬉しく思います。
そしてここでも、ホームページへの掲載を了解して下さり、その強い想いを受け止めて、今後の活動をしっかりやっていこうと決意しました。

嬉しい決意の申し出
腹水が多量にある方の苦痛を緩和するために、ご自宅で腹水を除去することを提案しました。病院では抜くことによるリスクの説明もあり、諦めていたところでした。確かにリスクもあるので、最終的にご本人ご家族のご希望を待ちました。
すると、やりたいことがあるので抜いてもらってそれを実現したいと。さらには自宅で腹水を抜くことが出来るということを腹水で苦しんでいる人に知ってもらいたいと、写真を撮ってホームページに掲載して欲しいとの申し出もありました。
生きているという証、誰かの役に立てるという役割を勇気を持って示してくださり、とても感激しました。
持参したデバイスの相性が悪く、少々苦労しましたがなんとか治療によって多量の腹水を除去出来ました。希望が叶えられることを期待しています。

青い実がつき始めました。
週末にかけて緊急往診の依頼が続きました。「衰弱してきた・・・」「呼吸が苦しい・・」「痛みが強い・・」「浮腫が増悪した・・」お話を聞くだけの場合もありましたが、往診として対応も。必要な薬剤を病院から借りたり、セラピストの方が駆けつけてくれたり、多くの方の協力で患者さん、ご家族の心配や苦痛を取り除けたことに感謝です。
まだまだ青い実ですが、少しずつ成長していきたいと思っています。


救急対応整いました。
それぞれの業者の方々にご協力を頂き、6月22日からの当クリニックでの新型コロナウイルスワクチンの個別接種及び在宅の方への訪問による接種の際、準備しておくべき救急対応の物品、薬剤、酸素などが整いました。全国的な物品の品薄状態の中、様々な情報を元に私たちのクリニックへ供給の手配をしていただいた事に大変感謝しています。
具合が悪くなった際のベッドも知人から提供を受け、自家用車内で接種後待機をしていただく際に具合が悪くなった際に呼び出していただくコールシステムの導入も出来て、私たちとしても安心して接種していただけると自負しています。まだ接種の予約枠はありますのでご連絡いただければ幸いです。
今週は様々な疾患の方への訪問、初回訪問、訪問依頼がありその準備や施行(穿刺廃液なども含め)、さらには緩和ケア病棟での退院患者カンファレンスにもお呼びいただき参加してきました。病棟スタッフの方々の熱意を感じつつ、在宅での患者さんの状況を病棟の方々へ報告することで、さらに入院、退院へ向けての取り組みがより良くなることを願っています。

高速道路の恩恵
今日は診療範囲で北の患者さんと南の患者さんになんとか午前中に回らなくてはならないスケジュールとなってしまい、熟慮の末高速道路を使いました!一般道を使えば1時間以上はかかると思われるところをなんと20分で。その分患者さんのお話をじっくり聞くことができました。しかし、軽自動車の限界は感じざるを得ず・・・。時々軽自動車でものすごく速い車を見ることがあるのですが、どういう風に走ってるのでしょう。
訪問中にも診察の依頼があり、在宅での新型コロナウイルスワクチン接種依頼も。久々の残業となりました。

みんなで頑張ってます!
ワクチンの話ばかりですが、松本市高齢者施設巡回接種に行ってきました。事務委託させていただいて、クリニックの大家さんの組織の訪問看護ステーションの看護師さんのご協力で無事終了しました。「実際に打つより、ワクチンの調整や運搬に一番気を遣った」との事でした。「ニトログリセリンを運んでいるみたい」と爆弾処理班のような緊張。
松本市の担当者の方々、暑い中ジャンボタクシーを運転してくださった方も含めてみんなで力を合わせてワクチンの接種に奮闘しています。これはあのイベントの為でも政府の指示のためでもなく、純粋に医療・福祉に携わるものとしての国民の生命を守る責務と情熱で頑張っているものです。他の接種活動も今後続きます。こうした活動を全国で頑張っている仲間にエールを!
訪問診療の依頼も今週は数件あり、徐々に「そういえば訪問診療クリニックがあったっけ・・・」という感じです。しっかり応えていきたいと思います。

慣れない事・・・・・
先週末から本日にかけて慣れない事が続いています・・。在宅で点滴が必要な方への対応で、医療材料を大慌てで準備したり、そのカルテ記録などどうするのか検討、実際に行ってくださる訪問看護ステーションの方との連携をどうするか。事務長も交えて頭が三角に。
新型コロナウイルスワクチン集団接種の出務では防護具にフェイスシールドで約2時間。暑さと、言葉が伝わりにくいことで汗、冷や汗。クリニックでの個別接種に向けての準備で様々な物品の発注や、選択、シミュレーション準備などなど。
予想外の医療物品、救急物品などがクリニックに積まれ始め一度整理整頓が必要です。皆様の安全を担保し、利便性を提供することの大切さと共に、これまで病院で気軽に物品を頼んでいたことの先で事務の方々がご苦労されていたことを実感し、今更ながら感謝です。

2021.6.3
多様な出会い
午前中は訪問先で初めての血液検査。採血セットの準備やシミュレーションのかいもあり、検査センターへ届けるまで問題なく終了。
その後日本シニア検定協会の認定講師などもお持ちのケアセラピストの方々の訪問。スキンケアや美容などを通してお年寄りや自宅で残された時間を過ごす方への癒しを届けたいと。今後お願いをする事もあるかと夢が膨らみました。
また、患者さんの紹介やご家族からの依頼もあり、ご家族と面談後訪問の予定を立てると訪問看護師さんから連絡。なんと今でも年賀状をやりとりしている友人夫婦の方でした。不思議な巡り合わせに驚きと感謝です。
ワクチン接種の準備での物品整備で業者の方との打ち合わせ、外来診療もあり、夜は接種事業の説明会と多様な日々でした。

新型コロナウイルスワクチン接種
施設入所者、職員へのワクチン接種に行ってきました。松本市外の自治体でしたが、打ち手がいないのでたまたま主治医が私だった方の施設でもあり依頼が来ました。短い期間の準備でしたが施設のスタッフが自治体の方との調整や当日などしっかり対応して下さり、滞りなく終了しました。
今後松本市でもワクチン接種が増えていきます。お忙しい先生方の負担が少しでも減らせるようお役に立てればと思います。

クリニックでのカンファレンス
自宅への訪問をしている方のカンファレンスをクリニックで行いました。施設での看護師さんとの情報交換などはありましたが、今回はケアマネージャーさん、訪問看護師さん、訪問リハビリスタッフを交えてのカンファレンスとなりました。
十分な時間ではありませんでしたが、ある程度の情報共有は出来て、自宅での生活をみんなで支えていこうと、当面の重点事項を確認できました。
その他、数年ぶりの以前の職場の仲間や、医師会の班の役員の方、業者の方などの訪問があり、それぞれ有意義な繋がりが再開です。今月からは新型コロナウイルスワクチン接種が本格化し、私も出務の機会が増え夜には説明会も。

ライアー奏者の2人組アリアンジュ様の訪問
子供たちやお年寄りの発達や癒しに貢献できるライアーという楽器。その魅力をこの地域で広めたいと病院や施設での演奏をしていたアリアンジュのお二人が訪問して下さいました。私のあつかましいお願いで演奏もしていただき、アンコールにも応えて下さいました。
その音色は思ったより力強く、そして穏やかに心に響きました。お二人はコロナ禍で演奏の依頼も少なくなっており、当クリニックとも協力して患者さんやご家族へ穏やかな時間と心の安らぎを届けたいとの想いをお話し下さいました。
素敵な出会いに感謝です。

繋がりが少しずつ・・
開業祝いとしての木製ラック(選べるギフト)や、カフェに使える食材、そして数年ぶりの知人からのお花などが届きました。以前働いていた職場の看護師長さんの飛び込み訪問も。応援に感謝です。
また、音楽やスキンケアなどで癒しを届けたいとの申し出のメールや電話が届きました。驚きと喜びそしてこれからの活動に夢が膨らむ1日となりました。
私も本を読んだり、Web講演会を聞いたりしっかり勉強しながら取り組みたいと思っています。

しつこいようですが・・・
地元新聞の地域情報別刷誌に掲載されました。こちらも私の取り止めのない話を見事にまとめて下さっており、記者さんのスキルに脱帽と感謝です。早速訪問の依頼が一件。ホームページ開設してかれこれ2ヶ月になりますが、「ホームページを見て」という訪問依頼は無いので、やはり紙媒体の情報発信力は凄いとあらためて感じているところです。
来週には当面4件の訪問があり、やっと患者さんとの触れ合いが続くようになりました。お一人お一人の想いをうかがいながらより良い診療をしていきたいと思います。

多くの訪問者
こちらからの訪問診察ではなく、色々な方のクリニックへの訪問がありました。以前一緒に働いていたご夫婦、第一線は退いていますが元気に新しいことに取り組んでいました。緩和ケア病棟の担当医師自ら連携室の看護師さんと訪問して下さいました。今後協力し合って緩和ケアを地域でより発展させたいものです。
ライフデザインセンターの代表者とスタッフの方もみえました。残された時間をどう生きるかを学習しながら、それぞれの方々を支えているNPO法人です。今後連携して一人一人の生命を支えてければ。
業者さんがMedicalCare STATION をこの地域でも広げたいと資料を印刷して持ってきてくれました。当クリニックでお一人の患者さんで使い始めており、今後の普及を期待したいところです。
そんな出入りの中で、新たな訪問診療依頼が!やっぱり患者さんのところにうかがえるのが一番です。頑張ります!
写真は首都圏に住む大学時代の友人からプレゼントが届きました。感謝。

皆さんの応援と訪問依頼
先日の地元誌への掲載によって、本日訪問診療依頼の方がいらっしゃいました。お茶の準備をしていたのですが、結局お出しすることが出来ませんでした。
高校時代の友人からハーブティー、知人からのお花やディフューザーも届いて、庭の花もテーブルフラワーとして。癒しの空間に少しずつ近づいています。
訪問診療の依頼についてはしっかりと受け止め、今後相談させていただくこととしました。「安心です」との一言がとても嬉しかったです。

地元誌に掲載!反響あり!!
本日先日取材の記事が掲載されました。ちょっと恥ずかしいほどの文字の大きさと写真。でも内容はとてもよくまとまり、私の想いが伝わると感じました。流石、プロの編集者です。
こちらから、知人に連絡した事もあり、沢山の応援メッセージをいただいたり、朝から何人かの方々から連絡をいただき、さらには一般の方からの問い合わせも。 やっとギアをもう一段上げられそうです。だからこそ、丁寧な対応を心がけたいと思いました。

テレビ松本ケーブルビジョン様の取材
事務長の尽力で地元のケーブルテレビの取材を受けました。緊張し、声が震えているかも知れませんが、5月13日の18時からのニュースで新規開業として紹介されるようです。
当クリニックの存在を知っていただける事で、少しでも患者さんやご家族の力になれればと思っています。

訪問のひと時
訪問したお宅のお部屋に花が飾ってありました。患者さんの好きな音楽をiPadで流しながらたわいもないお話を。そのお花は庭に咲いており、いつもの様に写真を撮って楽しんでいます。毎年咲いてくれる花と共に時は流れ、病気との関わりも続いている・・。そんなお話を傾聴しながらこれからの事も少しずつお聞きできればと思っています。
当面は外に出て散歩が出来れば良いですねと、お部屋を後にしました。


若葉の中を訪問車でそして夕焼け
病院へのご挨拶や、施設への訪問診療で訪問車での移動が増えています。右手の日焼けが思った以上に進んでしまいました・・。
お世話になった先輩の激励訪問や近くのお店のご主人の訪問、以前一緒に働いていた方や知人からのお祝いの品が届いたりもあり、小さいながらも診療の拠点としてのイメージが膨らんでいきます。
来週月曜日からまた宜しくお願いします。

5月になりました。
お天気が今ひとつだった日には、往診した方の情報共有をしたり、ホームページの修正・加筆をしたり。すると昔からの患者さんから恒例の春の恵み山菜の差し入れが。エネルギーをいただき感謝です。
天気が良かった朝には野外料理に挑戦。お昼には、上田で私を救って下さった先生ご夫妻の激励訪問もありました。クリニックをご案内し、昼食をご一緒し色々なお話・ご助言を頂きました。本当に嬉しい事です。
その後街中を歩くと、憲法記念日のイベントがあり、患者さんの生命とその想いを実現する根本の規定である憲法の大切さを考える機会になりました。連休明けからまた頑張ります。

変わりやすい天気の中
それぞれ性格は異なる大病院ですが、在宅へ退院する際の一つのピースとして認識していただけた様です。
地方新聞の情報別冊の取材を受けました。一応 NEW OPEN のコーナーとのことでしたが、地域の皆さまに認識していただければ幸いです。いのちカフェの構想もお伝えしましたが、文字数少ないコーナーですので欲張りでした・・・。
昨日対応して下さった薬局の方が見えて色々と教えて下さったり、業者の方々が様々な情報を持って来て下さったり、ひょっこり支援員の方が訪ねてくれたり、クリニックの空間で少しずつですが繋がりが広がってきています。

看板の効果!
本日クリニックの窓にクリニックの名前を掲示しました。
すると、近所の方、医療機器の代理店の方が訪問してくれました。「看板を見て・・」との事。やっぱり看板ってすごいですね。
病院へのご挨拶は本日、明日と続きます。概ね「何かの時はお願いすることもあるかも知れません」との事ですが、在宅という選択肢をご本人、ご家族へ提供できればそれで。

地域のそれぞれの連携の力で患者さんを在宅で支えるという事を強く実感しました。


ご挨拶に訪問しました。
やはり、病院の地域連携のスタッフに知っていただかないと、患者さんやご家族へも当クリニックの存在が認識されないと思われます。今日は2つの病院に訪問して来ました。しっかり在宅医療を行なっているところでしたが、一つの選択肢として利用していただければとお話しして来ました。
地域誌の取材もあり、記者の方がいろんなお話を引き出して下さいました。どんな記事になるのか楽しみです。

本日グランドオープン!
新しく生まれた訪問診療クリニック樹、皆さまのご支援とご協力で育てて頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

グランドオープンは4月26日に決定しました!!
ようやく条件が整い、正式に公に医療活動を開始いたします。今までクリニックで事務仕事をしていましたが、26日からは関係各方面へのご挨拶に外に出ます。
もちろん、訪問診療や往診にもどんどん応えていきますので、お気軽にご連絡下さい。
この間、準備に向けて物心両面から支えていただいた皆さまにこの場を借りて感謝致します。本当にありがとうございました。この地域の医療に少しでも貢献出来るよう頑張りますのでよろしくお願い致します。

クリニックのレイアウトがほぼ決まりました。
やっと届いたデスク。ブラインドも新しくなり、収まりどころの無かった物品や私が使っていたもの、本(訪問診療に使う可能性のあるものだけ)、事務用品などを納めて整えました。大先輩に頂いた絵は入ってすぐの左に飾る予定です。
なるべく広い空間を準備して、カンファレンスやいのちカフェに使えるようにしました。あとはグランドオープンの条件が整うのを待って、ガラスのマスキングとクリニックの名前の掲載、看板の設置をして完成です。
グランドオープンしたら、関係各機関にご挨拶に伺わなければ!!


訪問診療に行ってきました。
グランドオープンまでまだ少々ありますが、施設への新規入所にあたり当クリニックに訪問依頼のあった方の薬がなくなってしまうとの事で訪問してきました。良い天気と、お庭にある花々に癒されつつ診療を。思ったよりお元気な方で色んなお話をして来ました。
訪問看護ステーションの看護師さんや施設の担当の方とミニカンファで今後の方向性を確認。コロナ禍でのご家族との対応が難しい中、患者さんに関わるスタッフでのきめ細かな対応を心がけていきたいと思います。

シミュレーションしました!
グランドオープンに向けて診療のシミュレーションを行いました。プリンターとの接続がその度にやらなくてはいけなさそうだったり、診療情報提供書のFAX送信で内容が全部届かなかったり、印鑑を忘れていたり・・。課題は修正されましたし、何より関係施設、病院、薬局の方にはお忙しい中ご協力を頂き、上手くいったことに感謝いたします。
訪問車は名前も入って、かわいい!と評判(?)です。

在宅での診療を支えるハードが整いました。
色々と検討した結果、情報提供書、処方箋発行、必要時会計など、在宅でも普通の印刷を出来る準備を整えました。モバイル端末での診療とFAX送信、情報交換もしっかり出来るようになりました。スマホケースは還暦のお祝い・・。
在宅でのご家族と患者さんの写真などその場でプリントしてお渡ししたり、施設での様子をプリントしてご家族へ送ったりにも使えると思います。

ケア集団ハートビート、上田・生と死を考える会とコンタクトしました。
グリーフケアを松本の地で提供しているケア集団ハートビート(詳しくはこちら)の代表の方お二人にお会いして来ました。今後お互いに協力・連携しながらこの地域で活動していく事を確認しました。まずは来週のわかちあいの会に参加します。
午後からは上田・生と死を考える会(詳しくはこちら)のオンライン定例会に参加。世話人会では行なっていたオンライン会議、やはり会員の皆様はzoom会議は難しい様でしたが、それぞれの近況を話しながら穏やかな時間を過ごし、自殺問題、延命治療、死を身近な問題と感じている方への関わり、そして原点である故アルフォンス・デーケン先生の思想の学習など課題も共有する事が出来ました。

訪問用の車が届きました。
これまで訪問車の話が出ていなかったのを不思議に感じた方もおられるかと思います。3月に起きた福島県沖の地震で部品調達が滞り、やっと届いたというわけです。中古車でも良かったのですが、安全・安心の為と勧められて。ハンズフリー電話の準備は完了し、今後クリニックの名前など入れてから本格始動です。

新しい週の始まり、嬉しい出来事が続きました。
過去に一緒に仕事をした方々から、メッセージカードやメールでの励まし、お電話。さらに大先輩が訪問して下さり、絵画のプレゼント!仲間、人との繋がりに感謝です。
家に帰るには準備にも時間がかかりますので、まだ依頼はゼロですがゆっくり準備をしながらいつでも対応出来るようにしておきます。

今日の電話はお花の配達でした。
以前からの気の置けない仲間たちから。こんな時だから、本当はみんなで集まっておしゃべりしたいけど・・と。一人一人の顔を思い浮かべながらしっかりと準備をしていこうと決意を新たにしました。
クリニック内のレイアウトはデスクや、ロッカーなどが搬入される来週に決まってくると思います。また、全体像が決まったらアップします。ありがとうございました。

近くの高校に咲く桜
今年は入学式の時期に松本でも桜が咲いて、素敵な思い出になったと思います。
ただCOVID-19の影響による式などの変化でご家族も戸惑っているようです。
クリニックへの電話は営業関連ばかり・・。問い合わせが来るのはいつになるのか。

プレ・オープン初日、初めてかかってきた電話は・・・。荷物のお届けでした。
訪問診療の原体験をさせていただき、多くのことを学ばせていただいた方からでした。身の引き締まる思いです。

黄砂の飛来でやや靄がかかっていますが、桜が一気に開花しています。


前任病院での最後の仕事も終わり松本に帰って来ました。

本日は還暦のお祝いです!

クリニックの改装も順調に進んでいます。

あと1週間となりました。準備は順調になってきたと思います。
いくつか不十分な点があり、4月1日はプレ・オープンとなります。

なかなか困難な事象にあたっています。皆さんの応援、ご協力で
乗り越えていければ・・・。

3月になりました。あと1ヶ月です。

準備が進んでいます。
